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2017/03/19

Piesker Berlin Picon 135mm F2.8 (M42) and Tele-Picon 400mm F4.5 (M42)









ピエスカー社の望遠大口径レンズ
Piesker Berlin Picon 135mm F2.8 (M42) and Tele-Picon 400mm F4.5 (M42)
ドイツのピエスカー社(Paul Piesker & Co)はベルリンを拠点に1936年から1964年まで実在した中小規模の光学機器メーカーだ。メーカーとしての実態についてあまり多くの事は知られていないが、写真用レンズやベローズなどを生産しており[文献1]、写真用レンズとしては米国向けにM42マウントやExaktaマウント、ハッセルブラッド1600/1000Fなどの一眼レフカメラ用レンズやCマウントレンズを供給していた。同社のレンズにはピコール(Picor)やピコン(Picon)、ピコナール(Piconar)などイタリア語の「小さい」を意味するPICOを接頭語に持つブランドが多く、他にはフォス(Voss)やフォタール(Votar)、カリマール(Kalimar)、テレゴン(Telegon)、アストナール(Astranar)、スピード・アストラ(Speed-Astra)、アストラゴン(Astragonなどのブランド名で供給されたレンズもあった(文献[3])。インターネットで拾い集めた実物写真つきの情報や幾つかの限られた文献からは、少なくとも18種(35mm F2.8, 40mm F4.5, 75mm F2.5, 85mm F2, 100mm F2.8, 100mm F3.5, 135mm F2.8, 135mm F3.5, 180mm F5.5, 180mm F5.6, 200mm F5.5, 250mm F4.5, 250mm F5.5, 400mm F4.5, 400mm F5.5, 400mm f6.3, 600mm f8, 800mm F5)のモデルを確認することができ、望遠レンズに力を入れていたメーカーであることがわかる(文献[1]-[3])。今回は同社の望遠レンズの中からポピュラーな大口径モデルの135mm F2.8と400mm F4.5を取り上げることにした。
ピコン135mm F2.8の構成は3枚構成のトリプレット型である。ここまで大口径ともなれば、おそらくはバブルボケの顕著に出るレンズであるに違いない。絞り羽は豪華な16枚構成で鏡胴もつくりがよく、けっしてチープなレンズではない。もう一方のテレ・ピコン400mmの構成は驚いたことにペッツバール型である。ペッツバールと言えば中心部はとても性質がよい反面、周辺部の画質は荒れ狂う収差の嵐で、強烈なグルグルボケのでる印象があるが、焦点距離は400mmとたいへん長いので恐らく画質的には素直なレンズであろう。でかいので、いざという時には護身具にもなる。絞り羽は圧巻の20枚構成だ。


入手の経緯
ピコン(Picon) 135mm F2.8 

このレンズは2016年5月にチェコのコレクターがeBayに出品していたものを競買の末手に入れた。135mmは人気のない焦点距離であるが、個性的なデザインと希少性の高さに魅せられたのかオークションには何人かが入札し、落札価格は開始時のほぼ倍の108ポンド(約17500円)になっていた。オークションの記述は「絞り羽はクリーンでフォーカスリングはスムーズ、ガラスは気泡、傷、ホコリ等のない良好な状態を保っている。コーティングの状態も良好で傷やクリーニングマーク、クモリはみられない。鏡胴は極僅かな傷がみられるのみで良好。素晴らしいコンディションである」とのこと。コンディションの良いレンズが届いた。
重量(実測)420g, 絞り F2.8-F22, 最短撮影距離 2.5m, フィルター径 52mm, 絞り羽根 16枚構成, 設計構成は3群3枚のトリプレット型, M42マウント

テレ・ピコン(Tele-Picon) 400mm F4.5
2016年12月に最近よく顔を出すオールドレンズ写真学校で参加者から「使ってみてくれ!」と突然手渡された・・・。手渡されるとは言っても、バズーカ砲のようなデカさなので苦笑してしまったが、偶然たまたま大型の登山用リュックを背負っていたので、これに入れて持ち帰ることに。こんなにデカいレンズは自分じゃ買わないのでいい機会を得た。それにしても、焦点距離400mmを超えるプロフェッショナル向けの望遠レンズをF4.5の明るさで作れのだから、このピエスカー社は無名ながらも侮れないメーカーだ。
重量(実測) 2.2kg, 絞り F4.5-F22, 最短撮影距離 20フィート弱(約6m),  フードつき,  絞り羽根 20枚構成, 設計構成は3群4枚のペッツバール型, M42マウント

両レンズともゼブラ柄で迫力満点の鏡胴のため、知らない人から声をかけられたり、ジロジロ見られたり、使っていると何だかソワソワすることの多い不思議な付加価値を持つレンズといえる。鏡胴がボールペンのように簡単に分解でき、ドライバーなど使わずとも下の写真のようにバラバラになるので、鏡胴を短縮させれば中判カメラへの搭載も容易だ。











参考文献
[1] Nummernbuch Photoobjektive - Hartmut Thiele: Objektivnummern von Agfa, Astro, Contessa Nettel, Enna, Goerz, Ica, Iloca, ISCO, Kilfitt, Laack, Ludwig, Pieskerm Plaubel, Rietzschel, Roeschlein, Rollei, ROW, Schacht, Steinheil, Will, Zeiss Ikon u.a.

[2] PHOTO BUT MORE by HORST NEWHAUS: Berliner Objektive von ASTRO, Piesker, TEWE und Dr. Weth

[3] Matthew Wilkinson and Colin Glanfield, A Lens Collector's Vade Mecum

撮影テスト
予想どうりとてもバブリーなレンズで、背後の空間に点光源をとらえると開放で強いバブルボケが発生する。F2.8の明るさを持つ大口径のトリプレット型レンズとしては、有名なトリオプラン100mm以外にプロジェクター用レンズを改造したダイアプラン(Diaplan)があるものの、Piconは更に口径の大きなトリプレット型レンズでボケ量はとても大きい。写真用としては貴重な存在ではないだろうか。開放では被写体をフレアが覆いソフトな描写傾向であるが、絞ると急変し、中心解像力は良好でスッキリとヌケがよく、カミソリのようにシャープな描写となる。絞りのよく効く典型的な過剰補正型のレンズだ。逆光には弱くハレーションが出るとコントラストが落ちるので、バブルボケを強調させたいならばフードの装着は必須となるであろう。色のりはとてもよい。中判カメラのハッセルブラッドにも供給されていたレンズなのでイメージサークルは35mm判よりもはるかに広い。今回はブロニカでも試写してみた。

Picon 135mm F2.8 x SONY A7
F2.8(開放), sony A7(AWB) 強いバブルボケがでている。トリオプラン顔負けの見事な過剰補正だ
左右ともF2.8(開放), sony A7(WB:晴天, 右はPhotoShopにて露出をプラス補正している)  開放ではフレアで柔らかい像となる。発色は良さそう

F2.8(開放), sony A7(WB:晴天) うーん。このレンズは楽しい!当たり

















F2.8(開放), sony A7(WB:晴天)
F2.8(開放), sony A7(WB:晴天)

F2.8(開放), sony A7(WB:晴天)









Fujifilm GFX100Sでの写真作例
F2.8(開放) Fujifilm GFX100S(AWB, Nostalgic Nega, Color:-2) モデルは、めめ猫妖怪さん。中判デジタルセンサーでは光量落ちが見られます。たぶん、マウント側の鏡胴でケラれているみたいで、その証拠に。この後のブロニカ(6x6)では全くケラれません

F2.8(開放)Fujifilm GFX100S(AWB, Nostalgic Nega, Color:-2) 開放では微かに柔らかいのですが、スタジオ撮影では屋外よりもだいぶシャープに写るようです。あるいは中判カメラだからかな。ポートレートで威力を発揮できるレンズです

 
 

中判6x6フォーマットでの写真作例
Picon 135mm F2.8 @F2.8(開放) + Bronica S2(6x6 format), 銀塩カラーネガフィルム(Fuji Pro160NS)  さらにイメージフォーマットが広いと、滲みはそれほど目立ちません











Tele-Picon 400mm F4.5 x SONY A7での写真作例
焦点距離が400mmともなれば流石に圧縮効果は大きく、使っていてとてもワクワクするレンズだ。軸上色収差が大きくカラーフリンジが多く発生するのは古い設計なので仕方のない事であるが、アマチュアの私には十分な画質。軟調気味でオールドレンズらしさの漂う優しい描写が特徴だ。設計構成がペッツバールなのでグルグルボケが出るかと思いきや、焦点距離が長いためボケは四隅まで安定している。ボケ味は適度に柔らかい。ピント部は四隅まで均一な画質であるものの解像力にはやや物足りなさを感じる。
F5.6, sony A7(WB 日陰)

F5.6, sony A7(WB 日陰)





F4.5(開放), sony A7(AWB)

F4.5(開放), sony A7(AWB)

F8, sony A7(AWB)
F4.5(開放), sony A7(AWB)







2009/12/18

Piesker Berlin VOSS 35mm/F2.8 (M42)
ピエスカー・ベルリン フォス


雲の隙間から太陽が顔を出す時
VOSSのシャッターチャンスが到来する。
絞り全開!

 欧州系レンズの銘板には、それを製造した都市の名が刻まれていることが多い。イエナと言えばツァイス、ウルムと言えばシャハト、ミュンヘンと言えばシュタインハイルやエンナの名が挙がる。ゲッティンゲンならばイスコ、パリならアンジェニューだ。ちなみに日本の場合は都市名の刻印こそ無いが、チノンは茅野市。どうでもいい事だがキャノンは観音(様)が由来である。さて、ベルリンの都市名を冠するレンズメーカーと言えば、真っ先に名があがるのはシネレンズで有名なAstro社であろう。これに対しPiesker(ピエスカー)社はドイツ人カメラ愛好家の間でも正体不明扱いされている極めてマイナーなメーカーだ。
 Piesker社(Paul Piesker & Co)は旧西ドイツのベルリンに確かに存在していた光学機器メーカーで、1951年から望遠レンズを中心に35/2.8, 40/4.5, 85/2, 100/3.5, 135/5.5, 150/5.5, 180/5.5, 200/5.5, 200/5.6, 250/4.5, 250/5.5, 400/4.5, 400/5.5, 600/5(for TV), 800/5(for TV)の焦点距離を持つレンズを製造していた。どのレンズもデザイン性に優れ、しっかりとした鏡胴の造りが特徴だ。Gary Cullen と Klaus Rademakerの著書"exakta: obscurities"(2001)には、このレンズが米国を主な販売先としていたと記されている。ラインアップにはpiconやらtele-picon, piconarなどピコピコとした愛嬌のあるレンズ銘が多く、他にはastraやvoter, vossなどの名がある。対応マウントはLeica scriew/ M42/ EXAKTA/ HASSEL scriewなどが存在している。Piesker社に関する情報は極めて少なく、検索エンジンで探しても何も出てこない。文献も上記の本に数行の短い文による紹介とレンズ3本分の写真があるだけだ。会社のフルネームから察するに(全くの推測だが)、Paul Pieskerという名の人が創業者のように思える。googleで検索すると幾つかの海外のブログにレンズのオーナーによる投稿記事が見つかり、例えば40mm/F4.5のPiconarについてはこちらに中国人レンズ収集家によるレンズの写真と撮影画像のサンプルが掲載されている。Piconarは前玉径が小さく鏡筒が短いので、シンプルな3枚のレンズから成るトリプレット型かテッサー型であろう。癖のない自然な発色が特徴のようだ。望遠系のレンズについてはManual focus forumのこちらこちらの掲示板に投稿記事がある。シャープだがコントラストが低く、二線ボケが発生する傾向があるようだ。
 今回、私が入手したものは1951年頃に製造されたPiesker社の初期の製品であり、35mmの焦点距離をもつVOSS(フォス)という名のレトロフォーカス型広角レンズ(M42マウント用)である。語源が何かは定かではないが、ノルウェー語でVOSSは滝という意味がある。レトロフォーカス型としては1950年のアンジェニューに次ぐかなり早期の製品になる。同社の多くのレンズには銘板にPiesker & Co Berlinのメーカー名が記されているが、本品には初期のPiesker Berlin銘が記されている。
 本品はプリセット絞りであり、絞りリングには各指標においてクリック感がなく、絞り羽根は実質的に無段階で開閉する。鏡胴はアルミ合金製で、重量感があり頑丈な仕上がりになっている。35mm/F2.8というスペックにしては前玉径が小さいため、画像周辺部の画質や光量の低下が心配だ。まぁレアでかっこいいデザインなんだから、ベンチマーク的な描写力を期待するのは求めすぎなのだろう。個性的な描写を楽しむことが出来れば、充分に価値のあるレンズである。

焦点距離: 35mm, 絞り値: F2.8-F16(プリセット), 最短撮影距離: 約27cm, シリアル番号S/N: 60029(←29本目という意味だろうか?), 重量(実測):166g, フィルター径:38mm前後(特殊径) , 本品はM42マウントである, 後玉の突き出しが殆ど無いためEOS 5Dでもミラーに干渉することなく使用できる。レンズキャップには被せ式42mmのドイツ製汎用ラバーキャップを使用している。42mmなのでリアキャップとしても兼用できる。プリセット絞りのためマウント部に絞り連動ピンはついていない。ピン押しタイプのマウントアダプターを用いる必要はない

フィルター径が特殊なサイズなので、フードをつける場合にはねじ込み式の汎用品が使えない。被せ式のフードで内径42mmのものを着けるしか方法はない。写真はマミヤの二眼レフカメラ専用フードをつけた様子。このフードは開口部が正方形であり、標準レンズのフードよりも若干深いので、ケラれるかもしれないと心配したが使ってみた結果はセーフであった
  
入手の経緯
 本品は2009年11月19日に米国の中古カメラ大手ゴー・ケビンカメラのeBay店にて購入した。Piesker社のレンズは焦点距離の長い望遠系レンズがネットオークションに度々出品されている。流通している製品にはExaktaマウントのものが多い。これに対し85mm以下の焦点距離を持つレンズは極めてレアであり、35mmの広角レンズにお目にかかれたのはこの時が初めてであった。紹介されていた商品の状態はMinty(MINT-)で前玉のコーティングの軽度のスポット状剥離があるとのこと。写真で見る限り実写への影響は皆無のレベルであった。いつも、お世話になっている安全な業者なので、品質に不安はなかった。Fedexにて4日後に届いた品は解説どうりの美品で、前玉の剥離は気にならない程度の僅かなレベル。ヘリコイドの回転も快調で文句のない品であった。

試写テスト
開放絞りでの描写
VOSSの描写は絞り解放での結像がかなり甘く、球面収差を生かすチューニングのようだ。ポワーンとしたソフトな写真になり、ピント面の解像は高くない。フレアも出やすいのでフードは欠かせない。ボケ味は柔らかく綺麗だが、被写体と背景の距離関係によっては乱れ気味になり、弱いグルグルボケや強い二線ボケが出るので、レンズの性質をよく把握し、絞りを開ける際は慎重になったほうがよい。なお、ピントの山が掴み難いという事は特になかった。
 このレンズは晴天時の撮影で絞りを全開にするとハロが発生し、結像面のハイライト部が美しい光のオーラを纏う。しかもピント面はそこそこシャープなのだ。アンジェニューを連想させるような甘くてミステリアスな描写がVOSSの大きな特徴といえる。アンジェニューよりも最短撮影距離が短いのもグーだ。このレンズはかなり気に入った!

F2.8(開放) sony A7R2(WB:日光)

F2.8(開放) sony A7R2(WB:日陰)

F2.8(開放)sony A7R2(WB:日陰)
F2.8(開放)sony A7R2(WB:日陰)















 




1~2段絞った場合の描写
 1段絞ればハロは消失する。諸収差が減少し画質が改善する。更に2段まで絞れば結像はかなりシャープになり、ボケの乱れは完全に収まる。
 他にもレンズの特徴を箇条書きにてまとめると、
  • 最短撮影距離が28cm弱なので被写体にまぁまぁ寄れる
  • 発色は癖が無く鮮やか
  • ボケ味が柔らかく綺麗
  • コーティングが単層のため逆光に弱くフレアが発生しやすい。フードの装着は欠かせない
  • 画像周辺に色ずれが発生する。コンパクトなわりには明るいレンズなので、設計に無理があるのだろう。色分散が大きく、倍率色収差の補正が不十分
 このレンズによる撮影画像は、コントラストが低く、暗部が浮き上がり、灰色っぽい濃淡領域(中間諧調域)が増す傾向にある。中間諧調の画素密度が多く(大きく)なり、見かけ上は濃淡の空間変化がゆっくりでなだらかに見えるようになる。これが微妙なトーンをしっかり拾っているかのような効果を生み、繊細な描写を可能にする。VOSSは明らかに中間階調の豊かさを楽しむ類のレンズと言える。アンジェニューと同様、このレンズもかなりのマジシャンなのかもしれない。以下、撮影結果のサンプルである。

F2.8 開放絞りでの撮影結果はだいぶソフトだ。合焦面でも結像が甘くポワーンとしている

F4 1段絞るとそれなりにシャープになる

F2.8 VOSSの特徴が良く出た画像サンプルだ。晴天下で絞り解放にて撮影するとハイライト部が美しいハロを纏い素晴しい画になる。しかもピント面はそこそこシャープなのだ。背景の玉ボケが少しグルグルと回っているが気になるレベルではない

F8 絞り込めばピント面はかなりシャープだ。開放絞り付近で見せたソフトな性格が豹変し、切れ味のある描写になる

上段F5.6/下段F4 アウトフォーカス部までの距離がこの位になるとボケはかなり大きく乱れ、ごちゃごちゃしたものが入ると目障りになる。背後ににどんな被写体があり、被写体と背景の色の調和はどうかなどを考え入れ、絞り値を変えてボケ具合を調整する必要がある。このレンズの場合、ボケ味が柔らかいので許容範囲だ

上下段ともF5.6 赤の発色はこの通りかなりビビット。ボケ味がたいへん柔らかい
F5.6 他の色も鮮やか(色が飽和気味ではあるが・・・)
F8 窓に写った木のあたりが合焦点だ。中央部はシャープで高画質だが周辺部がどうも怪しい。そこで、画像の周辺部(左上)を拡大したのが以下の写真

前の写真の周辺部(左上)を拡大表示したもの。最端部に近づくにつれ色ずれが発生している。倍率色収差に由来するこのような色ずれは、デジタルカメラの場合、絞りこみをおこなっても制御ができない

F5.6 露出補正がピシャリと合う時の諧調表現はたいへん繊細だ
 
F4  最短撮影距離が約27cmなのでコスモスの花がこのくらいの大きさになる。なかなか寄れるレンズといえるだろう 

撮影環境: EOS Kiss x3 + Piesker VOSS 35mm/F2.8 + マミヤ二眼レフ用レンズフード(43mm径)


 VOSSの描写には、はじめあまり期待していなかった。よい意味で裏切られたので大変うれしい。これだからクラシックレンズ遊びは止められまへん。