おしらせ

 
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オールドレンズ写真学校11月ワークショップ
今月は11月23日(祝)に井の頭自然文化園で開催されます。すでに申し込みが殺到し、定員オーバーのためキャンセル待ちになっているようです。

オールドレンズ女子部
12月2日(土) 東京ドームシティ イルミネーション撮影散歩&お茶会 詳しくはこちら

2009/05/28

Isco-Göttingen WESTAGON 50mm/F2(M42)
イスコ・ゲッチンゲン ウエスタゴン`


 
癖玉なんだろうけれど
かっこいいから許します。ハイ。

 イスコ社はドイツの古都ゲッチンゲンにあり、名門光学機器メーカーのシュナイダー(正式名称:シュナイダー・クロイツナッハ社)を親会社とするレンズの製造メーカーだ。日本では知名度がいまひとつ低い。本品はシュナイダーが1937年に設計したダブルガウス型のレンズ構造をそのまま採用し、イスコ社によって1950年代前半に製造された。この設計はカールツァイスのウルトロンやタクマー55mm/F1.8にも採用されている。大口径化と像面の平坦化が容易で、高画質が得られる反面、レンズの構成枚数が多く、レンズ内の光の反射によりフレアが発生しやすいのが難点のようだ。何事もトレードオフなのだろうか・・・色々改良が施され、現在はこうした問題はほぼ克服されている。構造的に後玉が大きく飛び出すので、フルサイズセンサーのEOSではミラーが後玉に干渉してしまう。今回取り上げるイスコ社のウェスタゴン50mm/F2は大きな鏡胴から突き出たヘリコイドリングを持つ無骨なデザインが印象的である。鏡胴にはアルミ合金を採用し、どこか民用品ではない、お高い顕微鏡にでも使われていそうな立派なつくりだ。開放F値が2.8のタイプはよく見かけるものの、F値2.0の製品は極めてレアで、eBayでも見かけることは大変稀である。ここまで明るければ、さぞかしボケ味も面白いだろうに・・・・欲すぃ~。
 
     最短撮影距離: 55cm, フィルター径:52mm, 焦点距離/開放F値:50mm/2.0, 5群6枚ガウスタイプ

入手の経緯
2008年末頃、eBayに新品同様(MINT状態)のものが出品されていた。入札〆切の数分前からスナイプ入札による落札を企てたが、90ドル前後をつけていた値はぐんぐん上昇し、220ドルになっても最高入札者になれなかった。結局諦めることに。ところがその直後、なんとヤフオクで即決価格2万円にて出品されていたので反射的にポチッと購入してしまった。
試写テスト
海外の幾つかのブログに描写についての評価が掲載されていた。それらによるとコントラストは低く、逆光下ではフレアが発生する。開放での描写はたいへんあまい。ハイライト部にはハロが発生しまくり、まるで夢の世界のような描写となる。1~2段絞るとハロが消失し、コントラストが向上してシャープな写りになる。ハロやフレアを表現の1つのするならば、本品は表現力の豊かな面白いレンズである。

近景/開放絞りでは描写が甘い。ピントを合わせたDVD盤面の解像感が乏しい。ボケはたいへん柔らかい

緑の部分にハロが出て綺麗だがボケは煩い。奥の植栽の辺りにグルグルボケの発生が確認できる。気になるならば一段絞れば収差が減りボケ味は素直になる。東京都新宿区戸山公園
フードを装着して順光で撮影してもコントラストはこのとうり低く暗部の輝度が上がってしまう。これを個性とみなすなら味のある素晴らしいレンズということになる。 東京都新宿区戸山公園

モノコート仕様のレンズのため逆光に弱く直ぐにフレアが発生する。朝の眩しさを表現するには持ってこいのレンズだと思う。東京都新宿区・戸山公園

都営副都心線

渋谷駅前

渋谷駅前

現代のレンズの基準から考えると、やはり癖玉なんだろうけれど、このレンズ・・・・かっこいいから許します。ハイ。

撮影環境:Canon EOS Kiss x3 + ISCO + ELMOねじ込み式メタルフード

ELMOのねじ込み式クラッシックフードを装着した様子です。APS-Cセンサーの場合、もう少し深めの80mm用のフードがよい。このレンズの存在感に負けないかっこいいフード、どこかにないものだろうか・・・
子供をハイビジョン動画で撮りたいと妻を説得し、ついにEOS Kiss x3を購入してしまった。ウホホ。その代りにペンタックスのistDS2は手放すことに。はじめはペンタのNEW K-7とどちらにしようか迷ったのだが、決め手は重量が軽いことであった。レンズはいくら買っても家族には絶対にバレない(我が家の法則)。きっと、興味の無い人には皆同じに見えるからなのだろう。でもカメラ本体は不思議と直ぐにバレてしまう。結果、デジタル一眼レフの所有は現在2台のみ。

2009/05/27

Carl Zeiss Flektogon 35mm/F2.8 (M42)
フレクトゴン広角3兄弟の長男

このブログエントリーは2016年11月に刷新されました。
こちらをどうぞ。


野山でのスナップ撮影は
これ1本で何とかなる
 
 Flektogon(フレクトゴン)は東独VEBツァイス社の広角レンズにつけられたブランド名であり、同社の設計士Harry Zöllner(ハリー・ツェルナー)とRudolf Sorisshi(ルドルフ・ソリッシ)がContax版広角レンズのBiometar 2.8/35をレトロフォーカス化させ一眼レフカメラに適合させるという方針で開発した。ちなみに、ZöllnerはBiometar(1948-1981)を設計した人物でもある。1950年から製造された初代・アルミ鏡胴のタイプ、1950年代後半から1960年代にかけて製造されたシングルコーティング仕様の2代目・革巻きタイプと3代目・ゼブラ柄タイプ(写真参照)、1975年から1980年まで製造されたマルチコーティング仕様の4代目・黒鏡胴タイプが存在する。2代目と3代目には35mm 20mm 25mmの3種が存在し、「フレクトゴン広角3兄弟」の愛称で親しまれている。
Flektogon広角3兄弟。左から20mm/F4, 35mm/F2.8, 25mm/F4(M42)

この時代のレンズには鏡胴が金属製で重厚な作りのものが多い。マウントのバリエーションはM42用、エギザクタ用、ペンタコン6用の3種である。フレクトゴン35mmのゼブラ版は後玉が飛び出ているためEOS 5Dのミラーに干渉するとのこと。20mmと25mmのタイプはセーフ。 後継モデルの黒鏡胴MCフレクトゴン35mmはセーフのようだ。

フィルター径49mm, 重量230g, 35mm/F2.8
今回テストするFlektogon 35mm/F2.8(M42マウント)の特徴は風景撮影に適した広角設計であることと、被写体に18cmの距離まで寄ることができる高い近接撮影能力である。花や虫がアップで撮影でき、野外で大活躍するレンズである。1960年頃のレンズには美しいゼブラ柄が流行し、多くのレンズメーカーがこの種のデザインを採用した。この縞々は鏡胴が金属だから栄えるわけで、プラスティック製の今のレンズでは実現できないデザインなのだ。

入手の経緯
本品は2008年5月にeBayにて71㌦でイギリスの業者から落札した。出品時の解説には、ガラス・外観・機械動作ともにエクセレントとあるだけ。新品同様(MINT)との記述なら安心だが、この程度の製品評価の場合、eBayでは危険な賭けになる。予想どうり入札価格は高騰しなかった。幸いなことに届いた実物は新品同様のレベルであった。国内相場が2万円程度なので、たいへんラッキーな買い物だ!。

試写テスト:長野・白馬の高原にこれ一本でゆくフレクトゴン35mmは癖の無い自然なボケ味、ピントの合った部分のシャープな切れ味、柔らかい描写に定評がある。マルチコーティング処理が施された現代のレンズに比べ、逆光時の安定感(コントラスト)が劣るものの、この時代のモノコート仕様のレンズの中では抜群の描写性能である。良い意味でツァイスらしくない落ち着いた渋い発色は、その後に銘玉と呼ばれる後継モデル・MCフレクトゴン35mm/2.4の到来を予感させる。近接撮影能力は人間の目の能力を超えており、ギリギリまで接近して花や虫を大きく撮影すると、見たこともないような凄い写真が撮れ、思わずため息がでてしまう。私たちを非日常の世界に連れて行ってくれる素晴らしいレンズだ。


手乗り蝶。塩分をなめているのだろう・・・離れようとしない
美しい桃色の花。絞り開放での撮影であるがハイライト部にハロは出ていない
ボケ味も煩くない。やわらかい描写だ

もともと広角レンズであるため風景撮影もこのとおり
 
最後に一句
ゼブラって やっぱり格好 いいよなぁ 
しみじみ思う SPIRAL
撮影環境: 
PENTAX *ist DS2
Carl Zeiss FLEKTOGON 35mm/F2.8








★こちらは愛媛・松山でのサンプル: FLEKTOGON 35mm/F2.8 EOS Kiss x3(400D) + HAKUBA rubber hood

ISO100, 絞り値F8  愛媛県松山市

ISO100, 絞り値f5.6
ISO 100, 絞り値f5.6

2009/05/20

P.ANGENIEUX PARIS RETROFOCUS Type R1 35mm/F2.5 (M42)
アンジェニュー レトロフォーカス タイプR1


オールドレンズ界のマジシャン

最新の改訂版はこちらです。

アンジェニューは、現在の広角レンズの設計の基礎となるレトロフォーカス[1]の発明や、映画撮影のシネマ用ズームレンズを製造していたことで知られている。ライカやツァイスと並びEUを代表するフランスの光学機器メーカーである。本品は1950年に製造されたM42マウント用のレンズである。他にもエグザクタマウント用やアルパマウント用の製品が製造されていた。ハロやフレアを自在にコントロールし、このレンズでしか出せない作風をつくり得る事ができる。熱狂的なファンが多い事でも知られるオールドレンズ界のマジシャンである。 レンズが届いた日、試しに自宅の部屋に飾ってあった雛人形を撮る。わずかに微笑んでいる綺麗な顔のお雛様、その白い顔の輪郭付近に青白いハロが発生、なんとも不気味な面持ちに腰を抜かした。このレンズ・・・いったい何なんだ。

footnote[1]: レトロフォーカスってなんだかカッコいい呼び名だけれど一体なんなのか。レトロフォーカスとは焦点(フォーカス)を後退(レトロ)させるという意味で、それまでの広角レンズの最前面に大型の凹レンズを取り付け、一眼レフカメラのセンサー面やフィルム面までのバックフォーカスを長くする設計。ミラーの空間確保を可能にするという画期的なものであった。いわゆるレトロ(復古調)とは全く関係ないのだが、このレンズの描写を見ていると関係ありそうに思えてしまう私。もはやアンジェニュー中毒者なのか?

最短撮影距離:0.8m フィルター径:51.5mm 焦点距離/絞り値:35mm/F2.5, F4, F5.6,F 8, F11, F22 重量:275g M42マウント用のアンジェニュー35mmはキャノンのフルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラにおいてもミラー干渉しないがエグザクタマウント用35mmはミラーに当たる

昔のシネマ用レンズによくある円筒形の鏡胴がカッコよい。写りも外観もパリジェンヌ級だ!

入手の経緯
以前から気になっていたアンジェニューだが円高の波に乗り、ついポチッと買ってしまった。本品はM42マウント仕様であり、2009年2月にeBayにて米国の中古カメラ販売業者が新品同様(MINT状態)との触込みで700ドル(約6万5千円)で売り出していた。業者に525ドルでどうかと交渉したところ600ドル(5万5千円)でならよいということで決着し落札できた。日本国内の相場だとM42マウントの場合、10万円近い値段で売られている。なんて高いんだ!

商品が到着
届いた商品はオークションの解説どうり、たいへん状態の良い品だった。アンジェニューは何かとデリケートなレンズであり、中古市場には傷んでいるものが多い。レンズ内に曇りが発生している品が大量に出回っているようである。オークションで購入する際には新品同様品を選ぶのが無難であろう。ここまで状態の良い品に巡り合えたのは、ちと大げさだが奇跡に近い。

試写テスト 既に幾つかのWEBページに作例とともにアンジェニューの描写性能に対する評価が述べられている。それらを簡単にまとめると
  1. 開放絞り付近ではフレアーの多いふわっとした描写をし、絞るとフレアーは消え、全体が均質で細かく輝く特上の画質となる(こちらを参考)
  2. アンジェニューならではのビビットな赤の表現、ハイライト部分に入る優しいフレアが魅力(こちらを参考)
何とも魅力的ではないか!なさっそく試写テストでそれを体験してみた。

ハロが発生し焦点のあった箇所が美しい光に包まれる。これがアンジェニューの魔法だ F4
開放絞り付近では更にハロが出まくり幻想的な光景に様変わりする F2.5

絞ればちゃんとシャープに写る。猪の鬣がきちんと解像されている 千葉県富津市マザー牧場 F5.6



コントラストが低いためボケた部分が空と同化している。すごくいい! 千葉県富津市マザー牧場 F4

逆光ではコントラストが低く暗部もしまりがないためユル~い作風になる 千葉県富津市マザー牧場 F5.6

順光での作例はまともだ 千葉県富津市マザー牧場 F5.6
こちらも斜光での作例 千葉県富津市マザー牧場 F8
繊細で緻密、神経質なアンジェニュー
このレンズを晴天下においてF2.5の絞り開放で使用すると作例にもあるようにハロが出まくる。その原因は開放絞りの付近においてレンズ特有の収差が大きくなるためで、実際に絞りを一段・二段と閉じてゆくと、収差が解消し、ハロの消失とともにコントラストが向上する。ところが更に絞ってF8やF11あたりまで口径を小さくすると、今度はフレアが発生しコントラストが下がってシャドーが浮き足立ってしまう。フレアの原因は光の回折が激しくなるためだ。


F2.5:中央の葉にハロが発生する。F4:ハロが消失しシャープになる。F11:中央に僅かにモヤモヤしたフレアが出始める。F16:中央にハッキリとフレアが見える
一般的なレンズの場合、回折が写真画像に与える影響は解像感の低下くらいである。しかし、アンジェニューの場合には敏感に反応し、はっきり識別できるほどのフレアを生んでしまう。晴天下でこのレンズを扱う場合には、絞りすぎに注意する必要がある。

撮影機材:Nikon D3 +M42-Nikonマウントアダプター(補正入り) + Angenieux Type R1 35/2.5 + フード:MS OPTICAL 51(宮崎製品) 


M42の母艦にニコンを使うなんて・・・フランジバックの差に憂鬱な私。早くキャノンが欲しいよぉ~!
アンジェニューは繊細な描写を生むことに定評がある銘玉だ。しかし、時にはその性質が仇となる。晴天下など光が多い状況になると性格が一変し、不安定でおとなしくない描写を示すようになる。絞り開放ではハロやフレア、絞りすぎてもフレア、神経質でコントロールが難しい様は人間の心理そのものだ。
それにしてもアンジェニュ~。あークセになりそう。ウヒヒ・・・。spiral

2009/05/16

Rodenstock Eurygon 30mm/F2.8(M42)
ローデンシュトック ユリゴン(オイリゴン)

この記事は新しいものに改定されています
こちらをご覧ください


メタルスライム級レンズを試す

Rodenstock(ローデンシュトック)社と言えば日本では眼鏡メーカーとしての認知度が先行し、カメラメーカーとしてはいま一つ知られていないが、中判カメラの世界では名を馳せており、ドイツではライカ、カール・ツァイス、シュナイダーと共に4大ブランドに挙げられることもある一流メーカーである。Eurygon(ユリゴンまたはオイリゴン)はRodenstock社が1959年に僅かに製造したM42マウント仕様の広角レンズである。他にもエギザクタマウント用やライカマウント用が存在するようであるが、いずれも流通量は極めて少なく、メタルスライム級のレンズであると言ってもよかろう。同社の姉妹品にはHeligon(ヘリゴン)50mm/F1.9という名の標準レンズもあるが、こちらはEurygonよりも更に流通量が少なく、オークションに出品される事はまず無いといってよい。両レンズとも希少であることに加え、優れたデザイン性(迫力のあるゼブラ模様のヘリコイドリングとセクシーなボディラインを連想させる美しい鏡胴)から極めて人気が高い。近年のデジタル一眼レフカメラのブームの波にのり、相場価格は上がりっぱなしのようである[1]。EURYGON欲すぃ~。

最短撮影距離: 0.4m、 フィルター径: 58mm、 焦点距離/開放F値: 30mm/2.8

footnote [1] : ドイツ版eBayでは350-500ユーロ位、米国内では600-800ドル程度、日本国内では8~10万円位が相場のようである。出品頻度は3ケ月~6ケ月に一品程度だろうか。Heligonに至っては相場すらわからない。

Eurygon 30mm/F2.8とHeligon 50mm/F1.9

入手の経緯
eBayドイツ版(勿論ドイツ語での解説)は、ドイツ製のレアなレンズを狙う際の穴場的なオークションサイトである。日本人がよく利用する米国版eBayには掲載されない商品が出品されるため、競争相手が少なくて済む。配送先がドイツ国内に限定されている場合は更に狙い目で、そんなときには決まって出品者に連絡し、日本への配送を交渉するのだ。配送を断られたならば落札代行業者に依頼すればよい。落札価格の15%程度の手数料を支払えばドイツ国内経由で転送してもらえる。
本品は2009年3月に当初、ドイツ国内への限定配送品としで92ユーロの値をつけ出品されていた。若干コバ落ちがあるとのことだがレンズは綺麗、修理すれば問題ない。日本への配送が可能であることを出品者に確認し、入札締め切り3秒前に400ユーロを投じてスナイプ入札を行ったところ、たったの265ユーロであっさり落札できた。極めて幸運である。オークションで勝利するコツは自分の入札額を、現在の表示価格を参考にして判断するのではなく、自分がいくらまでなら出せるのかをよく考えて額を決めることにある。掲示板には台湾人とイタリア人が私同様に配送の問い合わせをしていた。入札した人数が4人だったので、競売相手は日本(私)・ドイツ・イタリアの三国軍事同盟国に台湾となり、国際色豊かなムードとなっていた。英語が世界共通言語だと思っている人々には入り込めないのかもしれない。海外のeBay相場は使用感のある品で500~600㌦。美品の場合には700~800㌦位である。

商品が到着
届いた品には出品者からのメッセージと、いかにもドイツらしい小人の人形がオマケで同封されていた。感じの良い出品者である。レンズの状態もオークションの記述どうりで、年代物にしては良い状態を保っていた。出品者からのメールによるアフターケアもしっかりしていた。eBayでこのような優良な出品者に出会うことは稀である。

試写テスト: クールトーン気味、上品な作風が得られる
このレンズは青と赤およびこれらの中間色がしっかり出てくれる。発色は少し渋め。僅かにクールトーン調で落ち着いた調子に仕上がる。焦点距離30mmにしては開放でのボケ味が大きいという前評判を聞いていたが本当だった。マルチコーティング仕様ではないので、屋外で使用する際にはフードをつけて、しいかりハレ切りをしなければコントラストは下がってしまう。以下は試写結果。。。

暗部まで精緻で粘りのある写りをしてくれる。自然な美しいボケ味も魅力的。グルグルボケは発生していない
赤は鮮やかにでている
ベンチの木やコンクリートが少し青っぽくなる 渋谷区・代官山

こういう灰色の被写体を撮ると青みがかった色になる 渋谷区・代官山

以下は撮影機材: Rodenstock Eurygon 30/2.8 + M42-NFマウントアダプター(補正入り) + Nikon D3


Eurygon 30mm/2.8 + EOS Kiss x3 + CENTI METAL HOOD